クッション
9世代からポコモンを始めたキモオタが「クッション」「クッション」と連呼していました。
今日は「クッション」について述べようと思います。
まずポケモンの用語における「クッション」の語源ですが、
初出は2012年ですね。
なぜ、2012年と言い切れるかというと、当事者だからです。
当時、4人のレート上位勢は「脱出雨」という構築を使っていました。
脱出ボタンを持たせたニョロトノをスイッチして、
キングドラの雨眼鏡波乗りで相手を壊滅させるパーティです。
もと無名のマイナー使いが考案したと記憶していますが、
ある人間が勝手に起源主張し、のちに広まりました。
当時の雨眼鏡波乗りは、ラティオスを確定にできる火力です。
脱出ボタンはとんぼがえりを無効化し、自分だけ交代できるなど、
ラティハッサムに対しても強かったんですね。
裏からニョロトノをポンポン投げていたので、
ニョロトノを「肉壁」だとか「肉袋」だとか揶揄していました。
ですが、構築記事や PT の紹介で「卒業論文」を書くにあたって、
あるていど、頭が良く思われそうな、上品な言葉でなければなりません。
ポケモンは暇な文系大学生がやるゲームですので、
ブログでポケモンを書くというのは、レポートみたいなもので気合いが入るのです。
当時はあるていど、しっかりした内容でないと、許されなかったというのもありますね。
いまはブログに投稿した記事が間違っていようが結果が全てですから、
どうでもいいんですが。
そのため、ポケ轍なんかでも、オフ勢様の型が支持されていました。
ある種の権威があったんですね(子どもが遊ぶゲームなのに)。
そんなわけで、肉袋とか書くとまずいわけですよ。
適当な言葉をあたった結果として「クッション」なんです。
物理受けや特殊受けあるいは両受けのポケモンをクッションといっているのを見かけますが、ほほえましいですね。